寺子屋日誌 その十七：医薬看を狙う！ Part.4　＜薬学部編＞

進路に迷っていた寺子。
まずは、数学、化学の強化のため、寺子屋に通い始める。

Part.3がまだの方はこちらをどうぞ。
寺子屋日誌 その十四：医薬看を狙う！ Part.3　＜医学部編＞

頑固は長所？！

数学、化学を中心に強化していく事に決めた、寺子。

勉強の相談はもちろんだが、進路について本当によく相談に来てくれた。
その度に有名私立大の指定校推薦についても話した。

しかし、寺子自身の決意は全く変わらない。
成績上位者に共通する「頑固さ」はこの寺子もしっかり持っていた。

寺子なりの勉強方法と寺子屋で用意したオリジナル問題をブレンドし、徹底して基礎力を上げていく。

決断の時

悩んでいた進路に関しては指定校推薦はやめて、総合型選抜で受験するところまでは決まったが、出願する大学でまた悩む。
2校にまで絞れたが、第2志望校の受験が先に行われるため、両方受けることができない。

学校成績を加点してくれる第2志望校ならかなり勝算がありそうだった。
因みにこの時点で第2志望校の模試の判定はC。

本当に、本当に悩んだ。

そして最終的に出した寺子の決断は、

「ほぼ一般受験と変わらない内容で受ける第1希望で勝負！！」

だった。

仮に受かったとしても、一般受験生との差は間違いなくあると思われるため、
結果に関わらず、英、数、化、を一般受験に向けて準備することを約束した。

至福の瞬間

毎年、受験の結果発表が行われる時期は、師匠たちも含め、みんなそわそわしている。
寺子たちの受験までの経緯や葛藤、悩み、努力などの道のりを間近で見ているからだ。

そして、この年もその時がきた。
あえて、難しい道を選択し、第1希望の薬学部で勝負した寺子。

「合格しました。」

照れくさそうな顔をして報告にきてくれた。

私たちにとって「至福の瞬間」だった。

 

今日のひとこと、ふたこと

毎年、凄いドラマを見せていただいている私は本当に幸せ者です！