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2023.12.25
勉強習慣の幹細胞 :その2 〜実践編
前回は「ルールを決めて実行する」ことについてお伝えしましたが、今回はその実践編です。
「勉強習慣の幹細胞 :その1 〜ルール編」がまだの方はこちらをどうぞ。
苦手な科目全部
以前、とてもユニークな寺子が通っていました。
市内の中高一貫女子校に通っていた寺子の成績は後ろから10番以内をがっちりキープ!
真面目に学校に通い、授業中に寝ることはないが発表したり、コミュニケーションをとるのは苦手(保護者談)、運動神経はゼロ(本人談)、成績は10段階評価で平均4程度、得意な科目なし、苦手な科目全部。
これはなかなかです。
世界史だけ
早速、その寺子に課題以外に用意したのは復習でした。
社会の世界史1教科のみ。
その寺子は文系を希望していましたが、やりたい事は無い・・・
でも寺子屋に来たからには何かを変えたい!
ルール
復習といってもやることは至ってシンプル。
授業を真面目に聞き、ノートを取り、教科書と資料集の重要な部分をマーカーする。
ある種、寺子の得意な作業をやってもらった。
寺子屋に来たらまずはそれを10〜15分程度見直し、その後に課題などは師匠に教わる。(主に数学・英語)
復習の大切さ
この場合、「復習だけをやることが重要」です。(具体的にはこちらのブログで紹介しています。)
毎日の復習が実り、世界史は平均点+10点以上を取れるようになり、さらにテストの度に世界史の得点を嬉しそうに報告してくれるようになりました。(コミュニケーションが苦手な寺子が!)
その後、高2の学年末テストで世界史が学年1位になりました!
その後
やりたい事は最後の最後まで決まらなかったものの、世界史を武器に(国語・英語もがんばりました!)東京の有名私立に合格しました。(一般入試です)
彼女は
「ルールを決めて、ルールを守った」
それが10〜15分の復習(しかも世界史1教科のみ)から始まり、「自力合格!」
勉強習慣の凄さを改めて感じさせてくれた出来事でした。
彼女に「勉強習慣の幹細胞」が根付いていたのは言うまでもありません。
今日のひとことふたこと
日々、10分の勉強を大切にする人が最後に笑う!