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2023.03.22

寺子屋日誌 その七:日本を守る!〜礼節の鬼〜 3

これからどうするか

残念な結果となってしまったが、これからどうするか気になっていた。

「今年の試験は終わりました。」

伏し目がちだった顔を上げ、私をみてこういった。

「来年もう1度だけ受けます。」

浪人することを伝えられた。

それから2ヶ月後

それから約2ヶ月後の3月27日。
突然、寺子から電話がかかってきた。

「受かりました!」

「え?!」

「まさか?!」

「マジか?!」

辞退者が出たことによる、繰り上がり合格だった。

「挨拶に行けなくてすみません。数日で準備をしなければならなくて・・」

「この電話だけで十分だよ!おめでとう!」

寺子の「本気」は運さえも味方にしたのかもれない。

夏のある日

数ヶ月後の夏。
挨拶に来てくれた寺子は防衛大の制服を着てそこに立っていた。

ほんの数ヶ月前までは高校の制服を着て、
寺子屋を出る際は両足を揃え、一礼していた、礼節の鬼。

目の前に立った彼の姿は・・・
想像してみてください。

 

今日のひとことふたこと

・「光ったナイフは拾われる」