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2023.04.04

寺子屋日誌 その九:努力の天才 〜その2〜

本領発揮

入学後、最初のテストは327人中77位。

私には「想定内」であったが、ギアの入った寺子には納得のいかない数字であったようだった。

次の試験は5月の定期テスト。
すでに範囲も決まっており、漸く本領発揮するのに申し分ないステージが整った。

勉強上級者

満を持して挑んだ定期テスト。

苦手であった国語が83点、数学A、英文法は共に91点と高得点を叩き出した。
校内偏差値は9ポイント上がり、326人中17位と飛躍的に伸ばしたのだが、
寺子は納得いかない様子だった。

その後、テストの直しをする時は、何度も師匠に質問をし、納得いくまで考える。
そしてまた、師匠に質問する。

気がつけば、「勉強上級者」の行動をとり始めていた。

そしてその時、既に3段目のギアが入っていたのは間違いない。

※因みに「定期テスト」が重要な理由は寺子屋に体験に来た中学生の時に説明したあったため、重々承知していた。

大物の片鱗

3段目のギアが入って挑んだ次の定期テスト。
ついに「校内2位」となり大物の片鱗を見せつけた。

実は未完成?!

このように、入学直後のテストで納得できない成績となってしまってからの快進撃と
勉強の様子を見ていた私は

「この寺子は高校1年生の夏にして、既に完成の域に達しているな」

と、思っていた。

 

が・・・・

 

それは大きな勘違いであったことを

またもや見せつけられることになるのだった。

 

 

ちょっといっぷく

実はこの寺子の勉強の様子を見ていて「他と違うな」と思ったことがあった。
それはテストで点数を取り、順位を上げるための勉強というのではなく、
「出題者と対峙する」というような姿勢で問題を解くことだ。
時には、出題者の先生に「こんな問題を出すのはおかしい」と指摘しに行ったこともあったそうだ。

 

今日のひとことふたこと

上限を決めるのは本人。周りが決めることではない(反省・・・)