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2025.10.08
寺子屋日誌 その二十二:逆転合格 Part.3 <後編>
逆転合格を決めた方の実例をこれまで通り「ノンフィクション」でお伝えします。
今回はPart.3です。
Part.1はこちら
Part.2はこちら
Part.3<前半>はこちら
そんな冗談、おもしろくないです。
「指定校推薦はダメでした・・・」
寺子の母親からの言葉に私は耳を疑いました。
「電話でその冗談はおもしろくない!」と心の中で思いながらも、
「どういうことですか?」と聞き直す。
「◯◯さんなら一般受験でも充分にできるから大丈夫!」
と先生に言われたとのこと。
明確な理由も教えてもらえず、母親は動揺しており、先ずは面談して今後の作戦を考えることを勧めた。
目標再設定と不安要素
他の推薦などは使わずに「一般受験の一本勝負」で行く方針を伝え、本人も納得して勉強の組み立てを考えた。
必要な教科は英、国、社、数の4教科で、本人が一番不安だったのは数学であった。
指定校推薦を考えて高3から私立の文系コースを取った寺子にとって当然不安な教科であることは間違いない。
しかし、数学は元々得意な教科であった為、K大の入試問題を練習しているうちに格好がついていった。
その後、数回模試をこなし、直前の模試ではA判定が取れ、なんとか間に合った感じだった。(本音を言うならあと2ヶ月欲しかった・・・)
本番を前に”すべり止め”を3校程用意し、本人も自信を持って本番を迎えた。
価値あるもの
結果は全勝!!!!!
実力通りの結果だと思うが、本人なりに苦しかったことが多かったのは間違いない。
指定校推薦で”はねられた”理由は未だわからないが、この合格は本人が自分の努力で勝ち得たものであり、指定校推薦で進学した時よりも何倍もの価値があるだろう。
そして、すばらしい経験であったに違いない。
今日のひとこと、ふたこと
日々積み重ねた努力は逆境をも跳ね返すことがある。