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2023.10.30

寺子屋日誌 その十八:医薬看を狙う! Part.5 <看護師編>

人気の進学先

寺子屋 修学館に通う寺子の希望進路で毎年必ず、複数人が希望する進学先がある。
「看護師」である。

中でも人気なのが、「静岡県立大学 看護学部」だ。
多い年は5〜6人がここを志望して寺子屋に通って来る。

今回紹介する寺子もまさにその一人だった。

ただ、この寺子、独特の雰囲気を持っていて、1,000人以上の寺子と面談をしてきた私にとっても
これまで会ったことのない不思議な寺子だった。

もしかして、ふざけてる?!

面談の時、進路について尋ねると、

「何をやったらいいと思います〜?」

と、独特の話し方で、しかも、逆に質問?!

気を取り直して、

「文理はどちらに進んだの?」

と、聞くと

「どちらだと思います〜?」

むむむ。なかなかの強敵。

しかし、寺子にとってはふざけているわけではないようで、真面目に話をすることはできる。
でも、どこか掴みどころのない不思議な寺子だ。

よくよく話を聞いてみると、実は文系を選択したが、なんとなく決めただけだったのだ。

「学校の先生からアドバイスはもらったの?」

と、聞いてみたが、どうやら、まともなアドバイスは全くなかったようだった。

選択肢

まず、消去法で選択できそうな進路を考えるところから始めた。

意外と注文が多く、文系なら幼児教育、商学部、理系なら栄養学、看護の4つまで絞った。

ただ、学校では文系の選択になっていた。

となると、化学、生物のある受験はかなり困難になる。
そのため、栄養学系でも化学、生物の基礎教科で受けられる大学を探すことにする。

進路が決まらなくここまできてしまった理由ははっきりとわかった。

実は・・・・

実は高校受験をするための勉強を本当に一生懸命やってきたようだが、リバウンド?!で高校生になってからは全く勉強をしなかったらしい。
高2の進路相談では「行けるところがないよ!」と言われ、どうでもよくなってしまったそうだ。(本人談)

ここ(寺子屋 修学館)に来た以上、本当に納得した受験をして欲しい。

で、肝心な勉強の中身はと言うと、これは酷かった・・・

入試まで間に合うかどうか?などと、言ってられない、やるしかない!

と言うことで、この寺子のプログラムを作り始めた。

 

今日のひとことふたこと

どんなタイミングでも現在地を認識することが第一歩となる。